年間100冊本を読む方法
当ブログの文末に<最近読んだお勧めの本>をよく紹介しているとおり、私は本を読むことが大好きです。
主にビジネス書、ノンフィクション、たまに小説を読んでいます。
今年(2015年12月30日現在)は、年間117冊の本を読むことができました。本の値段を一冊平均1000円とすると、なんと10万円以上も本に投資していることになり、約3日に一冊のペースで読んでいることになります。
周りの人からも「よく本読んでるね」と言われることが多いのですが、なぜこんなに多くの本を読めるのか?いくつか自分なりの「本をたくさん読むためのコツ」を書いてみたいと思います。
年間100冊本を読む方法
・面白そうだなと思った本は失敗を恐れず買う
当たり前ですが、年間多くの本を読むためには、まずは本をたくさん買わなければなりません。多くの方は書店で少し立ち読みして、値段に相応しそうであったら買うということをしていると思いますが、私はタイトルとはじめにを少し読んで面白そうだったら、値段が2000円以上であろうともすぐに買います。
その中には、もちろん「あー、これ失敗だな、、、」と読みながら思う本もあるのですが、失敗しても全然後悔しません。なぜなら、今の時代Amazonで中古本として出品すれば、購入価格の6~7割くらいでは売れる本が多いからです。(ビジネス書の新書の場合はほとんど売れます。)
また、失敗したほどではないが、「一度読んだら十分で本棚に保管する必要ないと思った本」も、Amazonにすぐに出品します。「何度も読み返したい!」と思う本は中々見つかれないので、すると読んだ本の8割くらいはAmazonで売っているか、Amazonで売れるほどの価格でなかったら近くの古本屋で引き取ってもらうことをしています。(Amazonが5割、古本屋が3割くらいという感覚です。古本屋は一冊10円とかにしかならないので、ほぼ売上にはカウントされません)
そのため、上記で本に10万円投資したと書きましたが、実質的には半分はAmazonで売却しているため、5〜6割はAmazon中古本の売上で回収できていることになります。(10万円のうちの多くの額をしめるのが、ビジネス書の新書であり、このジャンルは上記の通りAmazonで高値で簡単に売れるため実際はもっと多く回収できているかもしれません)
本は高いので買うのを躊躇しているという方は、「後で6〜7割で売れるから買っておこう」という気持ちでどんどん購入することをオススメします。そうすると自然と読書量が増えます。
(Amazonで中古本を売ることについて詳しく書いた記事は以下を参照ください。)
本のせどりは儲からないが、Amazonマーケットプレイスの利用を習慣化するのはオススメです。
・たくさんの本を並行して同時に読む
「一冊の本を読了するまで次の本は読まないようにしている」という方は多いと思いますが、読書量を増やすという意味ではその方法はあまりオススメしません。
なぜなら、「一冊を集中して読んでいると途中で飽きてしまい、本を読むことが億劫になることも多いから」です。(もちろん面白すぎで一気に読了してしまう本もあります)
途中でなんとなく飽きていると、自然とその本を手に取る頻度が減ります。しかし、その本を読了するまでは次の本に移ることができず、結果読書量が減ってしまうのです。
私は上記のスパイラルに陥らないために、「この本はちょっと飽きてきたな」と思ったら、どんどん他の本を読み始めます。そして、またなんとなくのタイミングで戻ってきて読み返すということを繰り返し、読了します。
読書家で有名な、元マイクロソフトの社長である成毛さんは以下の書籍で「本は10冊同時で読みなさい」ということを説いています。
また、「まだ読み途中の本」はすぐに手に取れるようにリビングなどに「一時的に保管しておく場所」を用意することはとてもオススメです。自部屋の本棚に入れてしまうと、すでに読了した本なのか、途中まで読んだ本なのかがわからなくなってしまいます。
一時保管するための「積ん読タワー」なるものもあるので、リビングを本でごちゃごちゃさせたくない方はオススメです。
・つまらないと感じる本は読むのをすぐにやめる
「この本は読んでいてあまり面白くない」という本は、無理して読了せずに読むのをすぐにやめた方が良いです。古典や難解なビジネル理論書などは、内容も難しく、文章も難解な表現になるため、読んでいて辛くなることが多いです。
その時に、「せっかく買ったから、、、」と無理して読了しようと頑張る方も多いと思いますが、そんなに無理せずさっさと売ってしまった方が結果読書量は増えます。
「読んでいて面白くない」という状態は、以下、大きく三つの状態に分けることができます。
一つは、そもそもその本の質があまり良くなく、多くの方にとってつまらない内容になっていること。
二つ目は、いまの自分の課題感やニーズと本の内容が合致していないこと。
三つ目は、自分の思考・知識レベルと、本のレベルが釣り合っていないこと。
上記の三つの状態です。
一つ目の状態は、Amazonのレビューを参考にしたり、書店で少し立ち読みをすることによって大抵の場合避けられると思います。
問題は、二つ目と三つ目です。
二つ目の「いまの自分の課題間やニーズと本の内容が合致していない」状態は、他人からオススメされた本を読んでいるときによく起きる状態です。特に上司や、尊敬する人からオススメされた本は「読了しなくては!」と気を張り、本の感想を伝えるために、無理して読んでしまうのですが、無理しないで斜め読みするか、要約レビューをさらっと読んで感想を伝えれば良いと思います。
そして、またニーズが合致した際に読み直すと、興味深く読めるようになります。
三つ目の状態は、二つ目の状態と似ていますが、「ニーズと合致していても、自分のレベルがまだ本のレベルに追いついていない」状態です。主に、古典や分厚いビジネス理論書を読む時に、この状態になりやすいのですが、その時は「まだ自分のレベルがこの本のレベルに到達していない」と潔く認めて、読むことをやめてしまいましょう。
こういう本は売ったり、捨てたりせずに本棚に保管しておいて、年月が経った際に読み直すと、不思議にスイスイ読めるというようになります。私もドラッカーの書籍を社会人1年目に読んだときは、全く入ってこなかったのですが、何年か経って読み直してみると、非常に興味深く読めるということがありました。
読書の本質は楽しむためです。読んでいてわからなかったり、退屈する本はすぐに読むのをやめて、次の本にいきましょう。
・他人からオススメされた本は読まない
自分のブログでオススメ本をよく紹介しておいて言うのもなんですが、私は他人からオススメされた本は簡単には読まないようにしています。
理由は、上記二つ目の状態で少し触れたとおり、「他人からオススメされた本」というのは、「その時の自分の課題や本を読むニーズと合致していない」ことが多いからです。
自分と他人はもちろん、人生体験も全然違うし、知識量や今興味があることも全く違います。
「面白い本」というのは、「その時、その人の知識量と課題感から読んでみると面白い」のであって、この状態が他人と完全に一致することはありえません。
そのため、「他人からオススメされた本を読む」よりも、「自分で本を探して面白そうだったら読む」ことを優先した方が、圧倒的に読書は楽しくなり、読書量も増えます。
ちなみに、「今の自分の課題感とレベルを共有した上でオススメ本を教えてもらう」というのは、本を探す方法としては良い方法だと思いますし、私も尊敬する上司に聞くこともあります。しかし、そうしてオススメしてもらった本を必ず読むのではなく、あくまでも一度立ち読みをしてみて読むかどうかを決めた方が良いと思います。
TVでもたくさん登場する東進ハイスクールの講師、林修さんも以下の書籍で他人からオススメされた本は読むな!と説いています。
・スマホをダラダラ見ないで、読書時間を積極的に確保する
本をたくさん読むためには時間の確保が必要です。
オススメの時間が、
1、早朝
2、通勤の電車の中
3、休日のカフェ
4、寝る前
の4つになります
早朝は早起きして、出勤までの何分かに読書を読むことを習慣化すると、読書量が圧倒的に増えますので、大変オススメです。早朝30分でも良いので、私は早く起きることができた日は読むようにしています。
通勤電車の中は、最高の読書時間です。ついついスマホをダラダラ見てしまう方も多いと思います、私もついfacebookをダラダラ眺めてしまうことも多かったのですが、ある時から、電車に乗ったらスマホを機内モードにする。ということを実践したら、自然と読書量が増えました。オススメの方法なので、是非試してみてください。
休日のカフェは、娘がタイミングよく寝てくれたら必ず妻とカフェに行って本を読むようにしています。独身の方は、土日は余裕がある日は是非カフェに行って読書を習慣化してみてください。
寝る前は定番ですね。私は寝床に必ず本を2冊持って行き、眠くなるまで読むようにしています。
この時もスマホをダラダラ見ないために、あえてスマホはリビングに置きっ放しにし、寝室には持って行かないようにしています。(スマホを目覚まし時計代わりにしている人も多いと思いますが、私は寝室に持って行かないようにするために、わざわざ目覚まし時計も買いました)
スマホはついついダラダラ見てしまいます。その時間は蓄積すると結構な時間になると思いますので、自分なりの工夫で読書時間を確保できるようにすることをオススメします。
以上、4点を書きました。上記の考え方が本をたくさん読んだり、本を楽しむための原則となる考え方かと思います。
年末年始のこのタイミングで来年はたくさん本を読もう!と決意している方も多いと思いますが、是非上記の考え方を参考にしていただければと思います。
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