いま「家を建てたい人」には天国?フラット35の適用金利が過去最低に
公開日:
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最終更新日:2017/04/01
住宅ローン・保険, 初めての賃貸併用住宅
自宅兼アパートである賃貸併用住宅や、マイホームを建てる場合は、ほぼすべての方が「銀行や金融支援機構」から「融資」を得て、建築費用にまわすと思います。
融資する際に気になるのが「金利」です。「0、01%でも金利が低いときに借り入れたい」と誰もが思います。金利が低ければ低いほど、毎月の返済額が減るため、「家を買うとき」は最重要検討項目になります。
ましてや借り入れ時の金利からずっと変わらない「固定金利」であれば、できる限り低いときに住宅を買いたいです。
住宅ローンの「固定金利」でいえば、住宅金融支援機構が提供する「フラット35」が有名です。
なんとこの「フラット35」 今月の2月の発表で「過去最低の固定金利」を発表しました。
「家を買いたい人はいまでしょ?」フラット35が過去最低金利を発表
2月4日に住宅支援機構が発表した内容を見ると、フラット35の2月の適用金利を「1,79%」にすると発表しました。これは昨年2013年4月以来約10ヶ月ぶりに過去最低を更新したようです。
2014年2月4日の朝日新聞デジタルより抜粋。
長期固定住宅ローン「フラット35」の2月の適用金利が過去最低になった。住宅金融支援機構が4日発表した。利用が最も多い「返済期間21年以上35年以下」の最低金利は、過去最低に並んでいた前月より0・01ポイント低い年1・79%で、昨年4月以来10カ月ぶりに最低を更新した。
金利の引き下げは2カ月ぶり。指標となる長期金利の低水準が続いているためという。一方、「返済期間20年以下」の最低金利は1月より0・01ポイント高い1・53%となり、2カ月連続で上昇した。
「1,79%」これは世界でも類い稀なる低金利です。
例えば、アメリカ版フラット35のフレディマックの長期固定金利は「約4、4%前後」です。(高い!)
現在の日本では、「家を買いたい」と考えている方にとってはとても好条件になっているのです。
私は銀行の変動金利の住宅ローンで融資を得て、賃貸併用住宅を建築しました。金利は現在「0,875%」です。私も低金利のときに融資を得たので、現状毎月の返済額は安く抑えられていますが、「変動金利」なので、今後の景気局面によっては上がる可能性は容易に考えられます。
今の条件で「固定金利」に金利見直しをするのも一つの手段としてもありだと感じます。
著名な大前研一氏もいまの低金利状態をメルマガで記載
元マッキンゼー日本支社長の大前研一氏も本日2月14日配信のメルマガで下記のように記載していました。
2014年2月14日 配信 「大前研一ニュースの視点」
住宅金融支援機構は4日、長期固定金利の住宅ローン「フラット35」の
2月の適用金利を発表しましたが、それによると主力の返済期間35年以下は、
取扱金融機関の最低金利が1.79%と前月比で0.01%下がり、
昨年4月以来10カ月ぶりに過去最低を更新したとのことです。35年間の固定金利でこの利率というのは、
世界でも類を見ない数字です。残念ながら、日本は空き家率が13%もあり、
今後は家を欲しがる人が少なくなるかもしれませんが、
この数字だけを見れば「家を建てたい人には天国」と言える条件です。いずれ日本にハイパーインフレが起きると、
このような数字は維持できないでしょうから、
その意味でもチャンスかも知れません。
大前研一氏のような鋭い視点を持った方でも「家を建てたい人には天国」と表現するくらい、現状況は住宅の書いどきになっているようです。
ちなみに、大前氏のメルマガは以下から登録できます。独自の視点で最新ニュースを論じるコンテンツが大変ためになります。オススメです。(しかも無料です)
「大前研一ニュースの視点」
4月からは消費税も上がるので、家を買いたい人はいまが本当に買い時かもしれません。若干アベノミクスの影響で住宅価格は高くなっているとはいえ、この低金利は大変メリットになると思います。
ご参考までに。
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