なぜ自分の周りで「賃貸併用住宅」をはじめる人がいないのか?
公開日:
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最終更新日:2017/03/20
初めての賃貸併用住宅, 雑感・よもやま話
昨年の4月から自宅兼貸しアパートである「賃貸併用住宅」の運営を開始してから、早いものでこの9月で1年半目に突入しました。
はじめる前は「不動産投資?」「住宅ローンでアパート建てる?」「物件の利回り?」と不動産に関する知識はほぼ皆無で、実際に運営できるのだろうか?と不安な気持ちがありましたが、まあ何とかやっていけています。
また、「賃貸併用住宅」を運営していることは、会社ではごく親しい方に数名、友人には数十人ほどに話しています。
話すと、どの方も、
「そんなことできるの!?」
「賢いね!」
「私もそれで家建てようかな・・・」
ということをおっしゃいますが、結局本格的に賃貸併用住宅を建てる意思決定をされた方はまだ一人も出会ったことがありません。
なぜでしょうか?帰りの電車で考えてみたので、勝手に思ったことを書いてみたいと思います。
なぜ周りで「賃貸併用住宅」を建てよう!という人に出会わないのか
・不動産投資はなんだか怪しくて怖いと思っている
なんだかんだで一番の理由はこれかなと思います。
「不動産投資」と聞くと、なんとなく「土地のブローカー」みたいな黒い世界もあり、騙されるんじゃないか?という不安を持つ人が多いのだと思います。
特に、有名大学を出て、安定企業に勤めている方ほど、「騙されたくない」と思っている傾向が強く、下手に併用住宅という手段を選ばないケースが多いように思います。(あくまでも私の周りの話を聞いてみての勝手な感想ですが、、、)
私も賃貸併用住宅を正に建築中のときに、親友4人と飲み会をしている際に「今度こういう家を建てるんだけど、、、」と話をしたことがあります。
そのとき親友の1人が「お前それ大丈夫?騙されていない?」という質問をしてきました。
「住宅ローンで投資をするために、リスクも少ないし、いい土地が見つかったのでおそらく競争優位もある。」という話をしても、「うーん・・・(こいつ大丈夫?)」という微妙な反応だったことを覚えています。
まるでマルチ商法にでも手を出したかのような視線を浴びました。。。
「不動産投資」というワードにはあまりいい印象を持たない方が多いみたいですね。
・土地探しはかなりパワーがかかるので、すぐにやめてしまう
次にこの理由がくると思います。
「併用住宅」に興味を持ったら、まずやることは土地探しです。土地探しはもちろん私も経験しましたが、本当に大変です。
よく「1000に3つの物件」と、いい物件は1000件回って、3件あるかどうかと言われています。
しかも一般人の不動産素人は土地をたくさん見る事でしか、見る目を鍛えることはできません。
そして、サラリーマンをやりながら土地を探すには、土日しか土地を見る時間はないので、土日に何件か見るだけで相当疲れますし、かなりパワーもかかります。
私は賃貸併用住宅の土地を探しているときは、ちょうど会社の業務に余裕があり、正直モチベーション的にも会社に向いていなかったときなので、あまり余ったパワーを土地探しに向けていました。いま思うと、そのときの会社や上司と合わず、つまらない状態で良かったなあと思っています。(いまはとても楽しいです)
結局、土日に土地探しなんか続けてられないや・・となり、結局探すのを諦めてしまう方が多いのだと思います。
・そもそも良い情報を知っても実際に行動するのは2%
あとはそもそもの話ですね。よく「本を読んでも、実際に本のとおりに行動する人は2%ほど」ということを聞きますが、これは実際にそれくらいなんだろうなと思います。
いくら、「賃貸併用住宅」のメリットを聞いたところでも、実際に動く人はそのうちの2%ほど。50人に話して1人いるかどうかという割合だと思います。
そう考えると、私は「賃貸併用住宅を運営していること」はごく親しい周りの数十名にしか話していないので、まだ1名になる母数にまで話していないのかなと思います。
・逆説的に考えるとライバルが少ないということ?
「いい情報」を知ったとしても結局動く人はほとんどいない。ということを考えるとライバルは実は凄い少ないのかもしれません。
おそらくエリアや駅を絞れば、会社の出世競争のライバルよりも全然少ないかもしれません。
結局のところは「まず行動してみて、その行動を継続する」という方が「いい情報を実益に変える」のだなと改めて思いました。自分自身も改めて、行動力を見なおそうと思いました。
何だかまとまりのない記事になってしまいましたが、以上ふと思った雑感です。
<最近読んだオススメの本>
ライフネット生命会長の出口さんが書いた本です。
出口さんはたくさんの本を執筆されており、また読者家としても非常に有名ですが、
この本はその読者家の出口さんが「ビジネスマンにすすめる本(主に古典を中心)」についてまるまる一冊解説した著作です。
正直紹介されている古典を全部読むのは相当古典好きじゃないと厳しいと思いますが、出口さんの解説がとてもわかりやすいので、単純に読み物としてかなり楽しめる内容になっています。オススメです。
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はじめまして、なぐたさん。
私は、なぐたさんと同じように賃貸併用住宅の建築を目指している、ゆうさんと申します。
賃貸併用住宅の建築を考えたのは、なぐたさんのブログと父のアドバイスがきっかけです。
ブログの更新を楽しみにしています。
お勧めの本も何冊か読ませていただきました。
更新頑張ってください。
ゆうさん
コメントいただきありがとうございます。
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引き続き読んでいただける方々が少しでも何かしらの発見になるような記事を更新していきたいと思います。
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